Box!
たまには小説も読まねば。ということで、土・日の連休で百田尚樹さんの「Box!」を読みました。ラジオで紹介されて前から気になっていた作品です。
高校ボクシングを題材にして、天才型と努力型の二人の対照的な高校生がボクシングを通して成長する物語です。もっとも、努力型と言っても実は天才だったりするのですが。
損得抜きで自分の信じた道を突き進んでゆく高校生の姿は、読んでいてかなり眩しい。それでいて、共感する部分が沢山あります。「中年」と呼ばれるようになって久しいし、高校生に比べて世間ずれはしていますが、気持ちの芯の部分は高校時代と大して変わっていない。物語を読んでいてそう感じました。ま、成長していないということですね。
600ページ近い大作ですが、躍動感溢れる描写で一気に読んでしまえる物語です。物語の舞台が大阪で、普段通勤の時に電車の車窓から眺める風景が描かれているのは、個人的には作品に対する親近感をぐっと高めてくれます。とにかく、読んでいて爽快な小説です。誰か映画にしてくれないかなぁ、なんて思ってしまいます。
週末に買ったCDは次の2枚。
ヴォーカル物って時々無性に聴きたくなるときがあります。寒くなると、やはり人恋しくなるのでしょうか?(笑)
Revenge
現在、「大人のための数学6 無限をつつみこむ量 ルベーグの創造」を読んでいます。ルベーグ測度とかルベーグ積分について書かれた本です。学生時代、ルベーグ積分ってチンプンカンプンでした。その時の無念(?)を晴らすため、細かい議論はとりあえず、ルベーグ積分の概要というかアイデアだけでも理解したい、そういう思いでノートを取りながらページを繰っています。ノートを取りながらですから、ほんとうに僅かずつしか進みません。それも、要点をまとめるというよりは、定義や定理を丸写しするだけです。でも、それだけでも、単に文字を目で追うより遙かに自分の頭の中に入ってくるのが分かります。斜め読みしていた時には気付かなかったこと、見落としていたことを発見し、驚いているところです。
最近は、手で文字を書くという作業は精々書類の空欄を埋めたり、メモを取ったりする程度。久々に文字を一杯書いたなぁという妙な充実感に浸っています。
私が学生の時に使ったルベーグ積分の教科書は、伊藤 清三著「ルベーグ積分入門」(裳華房)。ルベーグ積分の教科書としては筆頭にあげられる本ですが、予備的知識の扱いにページ数が裂かれすぎていて、読者は佳境に入る前に息絶えてしまうという評がある本でもあります。で、わたしも息絶えたクチです。(笑)当時(今からおよそ四半世紀前)は、まだそれほどルベーグ積分に関して教材の選択肢は豊富でなかったのでしょうが、今ではネットを見ても初学者向けのレクチャーや、講義ノートが沢山掲載されています。正に隔世の感であります。
ルベーグ積分を復習する前に、微積分や線型代数などの基本的な知識を固めることが先決というのは自分でもわかっています。実際、集合の取り扱いにしても、自分でも驚くほど分かっていなかったりします。しかしそれでも、学生時代のあの訳の分からなさに決着を着けるべく、シコシコとノートを取りながらテキストを読み進めるこの頃です。
私が受けた講義は、テストの時、教科書持ち込み可(ノートは不可)だったので、教科書の見返しとかの余白部分に、ノートに書いてある定義や証明を小さな文字で必死で写したものです。その時の雰囲気だけでもということで、スキャンして見ました。










